過去の裁判やその他私の趣味

過去にあった企業の裁判や個人のユニークな裁判に関する話題を書いていきます。また、植物が昔から大好きですので、こちらにもちょくちょく記載していきたいと思います。

情けないけれど面白かった裁判

裁判の傍聴をしたことがある人はどのくらいいるでしょうか。大きな事件の裁判であればテレビ中継で傍聴希望者が列をしている光景を映し出すこともあるので、結構たくさんの人がいくんだな、と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。今回はちょっと情けないけれど、過去にあった裁判で面白かった!と心底笑ったものがあります。それは下着泥棒をして掴まった犯人の裁判でのことでした。犯人は知り合いの女性の家のベランダに忍び込んで下着を盗んで逃げる、ということをして警察に捕まったのです。それが盗み取った下着に顔を埋めている状態で不審者として逮捕されたので言い逃れは出来なかったのですが、裁判が始まると驚くべき事実が発覚しました。
裁判官が犯人に言います。「あなたは盗んだのが下着だとわかっていましたね?」犯人ははいと答えます。すると裁判官が、「ではそれが男性の下着であったということは知っていましたか?」犯人はうな垂れます。実は女性の下着だと信じ込んで盗み取ったはいいのですが、実際には男性の下着だったそうなのです。狙っていた女性の彼氏のもので、一緒に洗濯して干していたのでしょう。それに顔を埋めていたところを見付かっているのでいたたまれない空気がその場に広がりました。更に裁判官は聞きます。「それはいつ知りましたか?」そこって大事なのだろうか、と思いますが、聞かれた犯人は答えます。「逮捕時に警察官に教えて貰いました。逮捕前に下着の臭いをかいだのがトラウマになりました」。そこで裁判官、一言。「嗅いじゃったかあ~」。つい出た一言なのでしょう。しかしこれで笑いを抑えるのが困難になりますよね。きっと皆笑います。結局犯人は知らない男の下着に顔を埋めて掴まり、前科がつくというどこに出しても恥かしい体験をしたわけです。捕まえたときの警察も少しばかり気の毒に思ったかもしれませんね、まあどう考えても自業自得なのですが。実際にはこの犯人はバイト先の鍵のついてないロッカーからバイトの同僚の女の子の家の鍵を盗み出してコピーしているので、結果的には自業自得にようになっていますが大変危ないことなのです。もしも下着泥棒ではなくて乱暴を働こうと思って潜んでいたならどんな結果になっていたかは判りません。大変危険な話なので、仕事先に鍵や財布などを入れるのであれば、鍵がかかるロッカーは必要だなと思いました。女性も男性もこれは気をつけなければなりません。