過去の裁判やその他私の趣味

過去にあった企業の裁判や個人のユニークな裁判に関する話題を書いていきます。また、植物が昔から大好きですので、こちらにもちょくちょく記載していきたいと思います。

本当に行われていた動物裁判

裁判で戦うのは人間同士というのが当たり前ですが、過去には動物を対象とした裁判があったことをご存知でしょうか。
12~18世紀のヨーロッパでは、動物裁判という裁判が行われていました。人間に危害を加えた動物に対して法的責任を問う内容の裁判で、動物が有罪となった案件は、142件もあったのです。
動物を対象して行われた裁判は、冗談だと思ってしまいがちですが、敷かk理と史料にも残されており実際に裁判は行われていたとされています。

動物裁判が行われた理由に、キリスト教の教えがあり、罪を犯した者は、人間でも動物でも植物でもどんなものであっても裁かれるのが当然だと考えられてきたのです。
動物裁判においての、罪状は、人間に危害を加えたことや田畑を荒らしたことなど様々ですが、裁判の内容は動物であっても人間を裁くときと同じように進行されていたともいわれています。
もちろん、動物側にはしっかりと弁護人もいましたし、動物にとっての動物権は守られていました。
動物裁判で裁かれた動物には、牛や豚、モグラ、ミミズなど多くの動物がいましたが、かなでも多かったのがネズミの裁判です。
ネズミの裁判では、農民たちが自分たちの大切な穀物をネズミに食い荒らされたと告訴し、裁判官はこれを受けてネズミが住んでいる畑に行き出頭命令を読み上げるなど本格的な裁判と同じように進められたのですが、ネズミはこの出頭命令を無視したため、人間によって区叙位されるという判決が下ったのです。
しかし、ネズミに対する駆除には、人道に反するとの弁護人の陳情があ行われ、ネズミは駆除されなかったという実例もあります。
まるで童話のような話ではありますが、実際にあった動物裁判でもあります。
世界では、かつて様々な裁判が行われてきました。
こうした裁判を知ることで、裁判に興味を持つきっかけになればと思います。